小田垣雅也『キリスト教の歴史』講談社学術文庫 pp.83-84

マホメット(Mahomet 570頃-632)後一世紀にして、東はインド北部、西はアフリカ北岸を経てイベリア半島までがイスラムの世界になった。ということは、地中海世界の統一性が破れ、地中海商業もなりたたなくなったということである。その結果、ヨーロッパは自然経済へ依存する他はなくなり、それがヨーロッパ世界を封建社会へ向かわせる一因となった。

キリスト教の歴史 (講談社学術文庫)

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