小田垣雅也『キリスト教の歴史』講談社学術文庫 p.116

 このウィクリフの思想をボヘミヤで実現しようとしたのがヤン・フスである。ウィクリフはオックスフォードで教鞭をとったが、ボヘミヤとイギリスの王室が姻戚関係にあり、その結果オックスフォード大学とプラハ大学の間に交流があって、ウィクリフの思想がプラハに伝わったのである。フスはプラハ大学の学長であった。

キリスト教の歴史 (講談社学術文庫)

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