明石和康『大統領でたどるアメリカの歴史』岩波ジュニア新書 p.19

 新憲法に則って、独立の英雄ワシントンが初代大統領に就任。第二代のジョン・アダムズ、第三代のジェファーソン、第四代のジェームズ・マディソン、第五代のジェームズ・モンローと、独立戦争を戦った指導者たちが相次いで大統領の座に就きます。特に、アダムズを除く四人は植民地時代のバージニア州の出身者で、その後も四人の大統領を輩出。全米で最も多くの大統領を送り出した州になっています。ちなみに、アダムズとジェファーソン、モンローはいずれも亡くなった日が7月4日の独立記念日。しかも、アダムズとジェファーソンは独立宣言からちょうど50年後の1826年7月4日に同時に亡くなっています。偶然でしょうが、それだけ初期のアメリカの指導者は独立への思いが強かったと言えるかも知れません。

大統領でたどるアメリカの歴史 (岩波ジュニア新書)

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