司馬遼太郎『中国・蜀と雲南のみち 街道をゆく20』朝日文庫 p.14

 李白は西域の貿易商人の子だったというから、その容貌はイラン系のようだったかと思える。父が商業上の必要から蜀にやってきたために、李白はここで少年期をすごし、二十五歳のころ、志を抱いて四川を降り、四方に旅をした。

街道をゆく〈20〉中国・蜀と雲南のみち (朝日文庫)

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