藤沢道郎『物語 イタリアの歴史』中公新書 pp.244-245

英国外交の狙いは、第一に大陸での勢力均衡の達成、第二に制海権の確立、第三に英国市場の拡大である。この三つの目標はユトレヒト講和ですべて達成されたが、他の強国はそれぞれの王室の威信と拡大に夢中になっていたから、それに気付くことさえなかった。

物語イタリアの歴史―解体から統一まで (中公新書)

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